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失敗する飲食店経営8カ条

毎年数多くの飲食店ができてそして閉店しています。飲食店の場合、起業してから2年間で50%の店が閉店しているということがデータで出ています。はじめて飲食店を経営する際に心得ておいて損がない8か条を紹介します。

第一条 感覚だけで経営をしない

「料理が好き」「人と話すことが好き」ということはとても大事なのですが、経営をする際はそれだけではいけません。
もちろん営業的な事でいえば人と話して常連さんを作ることはとても大切です。しかし、安定した経営をするためにはキチンと数字で考える事が大切です。いくらお客様に来てもらっておいしい料理を出しても赤字なのでは意味がありません。どんぶり勘定で成功する会社はありませんよ!

第二条 趣味に走らない

飲食店を志す人の多くは「おいしいものを食べるのが好き」な方が多いものです。確かにおいしさにこだわることは大切ですが、行き過ぎで「美食家」になっていはいけません。「飲食店=ビジネス」ということを忘れず。お客様の立場にたって料理やお店作りを考えていく必要があります。妥協も立派な経営戦略です。

第三条 見栄で経営をしない

飲食店は一見とても華やかな印象をうけます。きれいな厨房とかっこいい店の雰囲気で仕事をしている・・・みたいな感じですが実際、飲食店は毎日地味な作業の繰り返しで成り立っています。「派手な外観で話題になった店が直ぐに閉店してしまった」などよくある話です。経営者は見た目が華やかさに心を奪われることなく経営していかなくてはいけません。

第四条 人間関係を軽視しない

飲食店を経営するにあたりお客様はもちろん、取引先やスタッフも大切にする必要があります。人とのつながりがとても大切な職種ということを忘れないようにしましょう。

第五条 自分だけで経営をしない

飲食店を開業し経営するときに専門家の力を上手に使う事を忘れてはいけません。不動産、経理や税務、食材など・・・様々な専門家の力を借りることが成功への第一歩です。専門家の力を上手に使う事が賢い経営者といえます。

第六条 無計画な経営はダメ

飲食店のような年間四季に応じて変化が必要な職種は目先の売り上げだけでなく1年単位の長期的な経営を考える必要があります。大きな飲食店の場合、数年先の再投資なども考えているものです。

第七条 お金をずさんに扱わない

飲食店の場合、毎日売り上げが現金で手元もに入ります。原価率の割と低いビジネスなので資金繰りには有利なのですが、ついお金の使い方がずさんになりやすい職種といえます。必要経費・無駄な経費をきちんと分けて業者への支払い期日を必ず守ることを肝に銘じましょう。

第八条 時代の流れを軽視しない

「おいしければお客が来る」と考えの経営者は少なくないと思います。確かにそれもありますが、同じメニューだけで営業を続けていると、いつしか時代遅れになってしまいお客離れに繋がります。一度離れたお客様を戻すのは大変な事です。様々なトレドに注目して情報にアンテナを張ることは経営にとって大事なことです。